先日の記事で書いた訃報から、ケアマネの間でも色々話があった。介護現場は高齢世帯や独居老人の山である。行く末を考え、準備の出来ている家庭が一体いくつあるのだろう。
 うちの父は10年以上前、死を覚悟した時期があり、その頃には土地の境がどうの名義がどうのとあれこれ教えようとしたが、実際死ぬ前には何もしてはいなかった。私もキヨちゃんも本人も、当然まだ父が死ぬとは思っていなかったのだ。
 先日亡くなった担当さんのご主人は、おそらく彼の死を理解できないほどの奥さんを残して逝くことを、さぞかし無念に感じただろう。無念を感じる暇もないほど急激に来た終末。DR REBORN吊線雙眼皮奥さんの将来や、いずれ自分が介護できなくなる日のことは心配し、考えてもいた。しかし、自分が先に死ぬことは想定していなかっただろう。
 この方の場合、離れて暮らす子供がいるので、いずれにしても今後のことは子供達が考えてくれるだろう。しかし、身寄りのない老夫婦の場合片方の死は残された者の人生を左右する。
 実際、認知症の奥さんを入退院を繰り返しながら介護している人がいる。子供はない。ご主人の容態は決していいものではない。もしも。もしもご主人が奥さんを残して亡くなった場合のことを考えると、担当ケアマネでなくとも胸が痛い。かといって、DR REBORN去眼袋闘病中のご主人に「死んだ後のこと」を相談するのは難しい。決めて置いてあげなければならないが、実際どう切り出したらいいのか分からない。担当ケアマネも今苦しんでいる。
 そうかと思えば、独居生活の中で常に死ぬことや死後の心配が絶えなく、それが故に心因性の病気ではないかと思われる人もいる。実際机に入った「遺言」の封を見せられたこともある。本当は「安否確認」などのご近所がしていたことが一番欲しいのだ。ちょっと覗いて話をする人が必要だ。しかし、安否確認は「介護」にならない 箍牙牙醫介紹。だから家事援助という形を取って、実は話し相手を求めている場合もある。ご主人のリハビリをしながら、奥さんの心のリハビリも必要になる。
 在宅介護の入り口で、まだまだ私は足踏みしている。サービスを計画するだけが仕事ではないのに。そして足踏みをするうちに、こういう悲しい結末に遭遇する。
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